SAP S/4HANA移行プロジェクト

製造業大手C社のレガシー基幹システム刷新

期間18ヶ月
体制コンサルタント6名体制
カテゴリSAP/ERP

プロジェクト背景

C社は自動車部品を主力とするグローバル製造企業。国内5拠点・海外3拠点でそれぞれ異なるバージョンのSAPシステムを運用しており、グループ連結決算に毎月多大な工数が発生していました。SAP ECC6.0の保守期限も迫り、S/4HANAへの移行は避けられない状況でした。

課題

8拠点で異なるSAPカスタマイズが施されており、アドオン開発数は2,000本以上。標準化が進まないまま移行すれば、移行コストの膨張と保守性の低下が懸念されました。また、各拠点のキーユーザーの協力を得ながら業務プロセスを標準化する必要があり、チェンジマネジメントの難易度が高いプロジェクトでした。

APPROACH

アプローチ

プロジェクトの推進ステップ

01

現状分析

全拠点のSAPカスタマイズ・アドオンを棚卸し。2,000本以上のアドオンを分類し、「廃止」「標準化」「移行」の判定を実施

02

Fit to Standard推進

SAP S/4HANAの標準機能をベースに業務プロセスを再設計。グローバルテンプレートを策定し、各拠点のローカル要件との調整を実施

03

段階的移行計画

本社・国内主要拠点を先行移行(フェーズ1)、その後海外拠点を移行(フェーズ2)する段階的アプローチを採用

04

データ移行戦略

マスターデータの統一ルールを策定し、データクレンジングを実施。過去5年分のトランザクションデータの移行方針を決定

05

チェンジマネジメント

各拠点のキーユーザーを巻き込んだワーキンググループを組成し、業務プロセス変更の合意形成を推進

06

カットオーバー支援

移行リハーサルを3回実施し、切替手順を精緻化。カットオーバー時のハイパーケアチームを組成

RESULTS

成果

プロジェクトで達成した主要な成果指標

基幹システム統合8拠点統合

国内5拠点・海外3拠点のSAPシステムを1つのS/4HANAインスタンスに統合

運用コスト20%削減

アドオン数の60%削減とインフラ統合により、年間運用コストを大幅に削減

決算期間5日短縮

グループ連結決算のプロセスが標準化され、決算早期化を実現

予算達成率98%

段階的移行と厳密なスコープ管理により、当初予算内でのプロジェクト完遂を達成

CONSULTANT

担当コンサルタント

M.S.

コンサルタント M.S.

大手SIer系コンサルティングファーム出身。SAP認定コンサルタント(FI/CO)として12年以上の経験

実績

SAP導入・移行プロジェクトに12件以上参画。製造業・商社のグローバル展開に強み

専門領域
SAP S/4HANAFit to Standardグローバルロールアウトチェンジマネジメント

2,000本以上のアドオンの整理は困難を極めましたが、Fit to Standardの推進により将来の保守性が大幅に向上しました。移行後の安定稼働も早く、経営層からも高い評価を得ています。(IT統括部 部長)

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